消費者金融は大きく分けると2種類ある
消費者金融であればお金を借りやすいというイメージを持っている人は多いことでしょう。ただし、その反面、消費者金融は危険と認識している人も少なくないようです。
確かに、消費者金融の中には違法な営業を行っている闇金業者もありますが、それとは別に以下のような法律をしっかり守っている2種類のキャッシングサービスもあるのです。両者とも貸金業登録をしていて、登録番号を公式HPに記載していますので、安心安全にお金を借りることができます。(正規登録の貸金業者を検索する→金融庁「登録貸金業者情報検索サービス」)
2種類の消費者金融とは
- 大手消費者金融
- サラ金(中堅)
大手のほとんどは銀行系消費者金融と言われ、全国都道府県で大規模な展開をしていますが、サラ金(中堅消費者金融)では中小規模の展開であるため利用できる地域の範囲が狭いことが特徴となっています。
両者では資金力や営業区域などでサービスの規模の大きさが全く異なっているわけですが、その他にも異なるポイントがあるんです。
どちらがお金を借りやすいの?大手とサラ金の違いについて
大手とサラ金には規模の大きさ以外にも、お金を借りやすいという点でそれぞれに特徴の違いがあります。
大手とサラ金(中堅)の特徴(規模の大きさ以外)
- 1.上位の消費者金融なら知名度や信頼度が高い
- 2.審査の内容に違いが見られる
- 3.土日の借入れに対応できるのは大手のみ
- 4.大手の方が金利低めになっている
大手とサラ金の違いについては、規模の大きさ以外でも主に3つ挙げることができます。それぞれの違いの大きな要因には、やはり規模の大きさが関係していると言えるのですが、消費者金融を利用したい人に直接影響してくることなので以下で詳しく解説しておきます。
上位の消費者金融なら知名度や信頼度が高い
上位の消費者金融では、銀行が関連しているグループに属していたり、キャッシングサービスのブランドとなっているのに対して、サラ金では独自の営業を行っているため、知名度や信頼度は大手の方が断然高くなっているのです。
テレビCMや駅の看板、電車の中吊り広告などで見かける有名な消費者金融は全て大手のキャッシングサービスであり、多くの人が利用していることでも安心してお金借りることができるのです。
ある程度の年齢の方であれば、以下のCMは懐かしく感じるのではないでしょうか。
一方、知名度がそれほど高くない中堅消費者金融のサラ金だと、一部の人しか知らない金融会社であり、もしかしたら闇金なのではないかと間違われることもあるでしょう。大手ならば間違いないというのが多くの人の認識かも知れませんね。
審査の内容に違いが見られる
有名な消費者金融だと、長年培った経験と豊富なデータ量があり、審査が速く、多くの銀行の保証会社を任されているキャッシングサービスもあるほどです。
それに対して中堅消費者金融であるサラ金の方では、独自に営業を展開していることから、当然ですが審査の内容もそれぞれに独自性があります。
ただし、サラ金の審査は大手よりも甘いということではありません。両者は審査の内容が異なっているだけであり、有力な消費者金融の審査に落ちてもサラ金の審査なら通過するとは言えないのです。
土日の借入れも可能なのは大手だけ
土日にもお金が必要ということは普通に良くあることですよね。どんな曜日でも対応が可能になっているのは、消費者金融では名の通ったキャッシングサービスだけなのです。
上位の消費者金融であれば、自動契約機が設置されているため、土日でも審査を実施していることに加えて、当日中のカード発行も可能になるのです。因みにアコムではクレジットカードのACマスターカード(→アコム公式HP「クレジットカード」)も自動契約機で即日発行することができるようになっています。
自動契約機
自動契約機(じどうけいやくき)とは、消費者金融・クレジットカード会社の支店や無人店舗に設置されている大型媒体(情報機器)で、遠隔地との間で身分証明書の提示と情報入力などにより審査を行い、その場で金銭賃借の契約手続とサラ金カードやクレジットカードを発行する大型情報機器である。(引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』自動契約機)
カードの発行さえすることができれば、あとは好きな時間にコンビニのATMからでもキャッシング可能になります。
一方、中堅消費者金融では振込みによる融資が主となっています。ただしセントラルというサラ金であれば店舗内に自動契約機とATMを設置し、発行したCカードをセブン銀行ATMでのみ使うことができるようになっています。ただし、残念なことにセントラルの店舗は、東京・神奈川・埼玉・岡山・愛媛・香川・高知で合計17カ所にしかありません。
(→セントラル公式HP「店舗・ATMのご案内」)
大手であれば、消費者金融の店舗は全国どこの都道府県にもありますし、発行されたカードもセブン銀行だけでなく提携金融機関やほとんどのコンビニATMで利用することができるのです。
大手の方が金利低めになっている
金利面でも大手とサラ金(中堅)とでは多少の開きが見られます。大手の最高金利が18.0%程であるのに対し、サラ金では20.0%となっている所もあるため、大手の方が金利低めでありお金を借りやすいと言えるのです。
いくつかの有名なキャッシングサービスには、一定期間無利息となるサービスがあります。ただし、無利息期間の利用は初回の借入れのみとなり、一部ではそれ以外にも利用条件が存在している場合もあるため要注意です。
大手以外の中堅消費者金融でも、一部では無利息期間が利用できる所もあります。ただし、大手とは違い不定期での提供となる場合も多いため、その都度公式HPで確認する必要もあるでしょう。
無利息期間のある消費者金融(大手・サラ金)
| 消費者金融の名称 | 無利息期間 | 利用条件 |
|---|---|---|
| プロミス | 30日間 | メールアドレスの登録・WEB明細書の利用 |
| アコム | 30日間 | 35日ごとの返済方法を選択 |
| アイフル | 30日間 | 初めての利用 |
| ノーローン | 7日間(完済の翌月以降も7日間無利息) | 初めての利用 |
| レイクALSA | 30日間・180日間(5万円まで) | 初めての利用 |
| フタバ(中堅) | 30日間 | 初めての利用 |
| ニチデン(中堅)※ | 100日間 | 初めての利用 |
※ニチデンの融資対象地域は、「大阪府・京都府・兵庫県・和歌山県・奈良県・滋賀県・三重県」に限定されています。
結論!消費者金融ならサラ金(中堅)よりも大手の方が借りやすい
お金を借りやすいということは、審査が極端に甘いことではなく安心安全に利用できる上に平日はもちろん土日でも借入れに対応してくれることを指します。そのため、あまり有名ではない中堅消費者金融よりもサービスが充実していて名の通っている大手消費者金融の方が借りやすいということが結論となるのです。
誰もが知っているキャッシングサービスであれば、どこにいても同じ条件で利用することができますし、地域による使い勝手の格差も感じることはないでしょう。
大手であれば多くの人が利用しているという安心感もありますし、CMでも宣伝していることから信頼度の高さも抜群と言えますよね。
消費者金融やサラ金など呼び名の変化について
人によっては消費者金融をサラ金あるいは街金と呼ぶ場合もありますよね。同じ金融サービスなのに、どうしていくつもの呼び名があるのでしょうか。
消費者金融で多くの呼び方が使われているのは、時代の流れの中でキャッシングを主に利用する人が変化し、その都度、利用者の属性に合わせて呼び方も変化したためです。
呼び方の変化を時系列で紹介すると以下のようになります。
消費者金融の呼び名の変化
- 1960年代:団地金融、勤人信用貸(つとめびとしんようがし)
- 1970年代:サラ金(サラリーマン金融)、街金
- 1980年代:消費者金融
1960年代 団地金融、勤人信用貸(つとめびとしんようがし)
1960年代の日本は高度経済成長期のまっただ中にあり、この時期に成功を収めた高所得者はこぞって大都市近郊に建設された団地に移り住みました。当時、そのような団地に住むことがエリートサラリーマンのステータスだったからです。
大企業の社員や公務員など、高所得であり毎月安定した収入を得ている人でも、レジャーや娯楽などでお金が足りなくなることも多く、そこに目を付けたのが現在の消費者金融の前身である、団地金融や勤人信用貸(つとめびとしんようがし)だったのです。
当時の金融業者は、店舗を構えて顧客がお金を借りに来るのを待つよりも、営業で直接団地を訪問してお金を貸す手法を使っていました。団地金融という言葉は、融資のやり方によりマスコミが付けた呼び名であったようです。
更に、当時から融資の際には担保を取らず、顧客の信用を担保としていたことから、勤人信用貸(つとめびとしんようがし)とも呼ばれていました。
この頃の安定した所得のある人にとって、自宅にお金を融資しに来てくれる団地金融や勤人信用貸は借りやすい金融業者であったに違いありません。
1970年代 サラ金(サラリーマン金融)、街金
1970年代になると、一般給与所得者であるサラリーマンが多くキャッシングを利用するようになったことから、サラ金(サラリーマン金融)という言葉が使われるようになったのです。更には、市街地に貸金業者の店舗を置いていたことで街金とも呼ばれていました。
サラ金と街金は全く同じ意味ということになるのですが、この頃の消費者金融は今よりもかなり高金利であり、取り立ても厳しかったため、自殺、夜逃げや家族崩壊などを招く結果となるケースが多発していたのです。
このことは社会問題としてマスコミにも大きく取り上げられ、「サラ金地獄」という言葉も生まれました。
1980年代 消費者金融
1980年代になると、サラリーマンに加えOLや個人事業主などもキャッシングを利用するようになったことから、消費者金融という言葉が使われるようになりました。この言葉が生まれた背景には、サラ金地獄という言葉が多用され、イメージが極端に悪くなったということがあったのです。
金融業界は、悪いイメージを払拭するために「サラ金」ではなく「消費者金融」という呼称を推進したため、現在では後者の呼び方が定着しています。とは言え、サラ金や街金という呼び名が全く使われなくなった訳ではなく、どちらかと言うと「借金をする」ということを軽蔑する意味で今も普通に使われているのです。
